講演情報
[3L02]ナノ秒パルスレーザー除染法の開発(2) 飛散粉塵の時間空間分解その場計測
*小菅 淳1、安東 航太2、中嶋 隆3 (1. JAEA、2. 公益財団法人高輝度光科学研究センター、3. 京都大学)
キーワード:
ナノ秒パルスレーザー、レーザー除染、除染メカニズム、放射性粉塵、レーザー散乱
原子炉の廃止措置においては大量の放射線廃棄物が発生する。これらの除去、すなわち除染を効率的かつ安全に行う方法として、レーザー除染法が近年注目されている。レーザー除染は、レーザークリーニングと一見似た手法に見えるが、前者は発生するマイクロ/ナノ粉塵が放射性であるため、ターゲット面からの放射性物質の除去だけでなく、飛散マイクロ/ナノ粉塵の回収も同程度に重要である、という点が後者と大きく異なる。本発表では、汚染されていない金属試料に高繰り返しナノ秒レーザーパルスを照射した際に発生する、マイクロ/ナノ粉塵の空間分解計測について報告する。まずは簡単な空間分解計測として、レーザー照射箇所近傍に半球状に設置した数枚のカバーガラスに付着した粉塵の形状や分布をレーザー顕微鏡で観察した。次に時間空間分解その場計測として、コリメートビームおよび水平に広げたレーザーシートを用いて粉塵のレーザー散乱計測を行った。
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