講演情報

[3M04]原子力科学研究所トレンチ埋設施設の事業の廃止に伴う被ばく線量評価(1)最新の技術的知見を踏まえた定期的な評価のための状態設定

*小曽根 健嗣1、小川 理那1、天澤 弘也1、坂井 章浩1、佐藤 義行1、原賀 智子1、亀尾 裕1、仲田 久和1 (1. JAEA)

キーワード:

放射性廃棄物処分、トレンチ埋設施設、廃止措置、定期安全レビュー、被ばく線量評価

日本原子力研究開発機構では、日本初の発電用原子炉である動力試験炉(JPDR)の解体により発生した、極低レベル放射性廃棄物のトレンチ処分の実地試験として、廃棄物埋設施設の施設管理を行っている。本施設は、2025年に埋設施設として日本で初めて廃止措置に移行する予定である。
 本発表では、廃止措置計画を定める前に実施した定期的な評価について報告する。本発表は(1)と(2)の2部構成とし、本報告(1)では、廃棄物埋設地近傍の環境の調査及び監視・測定結果を報告するとともに、最新の技術的知見及び平成25年に施行された新規制基準「第二種廃棄物埋設施設の位置、構造及び設備の基準に関する規則」に基づいた被ばく線量評価を実施するための、廃棄物埋設地及びその周辺で生活する公衆の生活環境の状態設定について報告する。被ばく線量評価結果については(2)で報告する。

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