講演情報

[3M05]原子力科学研究所トレンチ埋設施設の事業の廃止に伴う被ばく線量評価(2)事業許可申請時のシナリオでの評価結果及び新規制基準に基づく評価結果

*佐々木 一樹1、佐藤 義行1、青山 愛里1、石森 健一郎1、阿部 大智1、菅谷 敏克1、天澤 弘也1、坂井 章浩1、伊勢田 浩克1 (1. JAEA)

キーワード:

放射性廃棄物処分、トレンチ埋設施設、廃止措置、定期安全レビュー、被ばく線量評価

日本原子力研究開発機構では、日本初の発電用原子炉である動力試験炉(JPDR)の解体により発生した、極低レベル放射性廃棄物のトレンチ処分の実地試験として、廃棄物埋設施設の施設管理を行っている。本施設は、2025年に埋設施設として日本で初めて廃止措置に移行する予定である。 本発表では廃止措置計画を定める前に実施した定期的な評価について報告する。本発表は2部構成とし、本報告(2)では、(1)で行った埋設地や生活環境等の状態設定を踏まえて、事業許可申請時の旧原子力安全委員会による「放射性廃棄物埋設施設の安全審査の基本的考え方」及び平成25年施行の新規制基準「第二種廃棄物埋設施設の位置、構造及び設備の基準に関する規則」に基づく一般公衆の被ばく線量評価を実施した。評価の結果、それぞれの線量基準値を下回ったため、本施設に対し追加の保全の措置を必要とせず、廃止措置に移行可能な見通しを得ることができた。

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