講演情報

[3M10]γ線照射された高炉セメントペースト硬化体のGH2照射・保持温度と飛灰導入の影響

*熊谷 純1、山田 一夫2、遠藤 和人2 (1. 名大、2. 国環研)

キーワード:

放射線化学収率、水素発生、高炉セメントペースト硬化体、崩壊熱、飛灰導入

高炉セメントペースト硬化体による安定化体からのH2発生における崩壊熱と飛灰導入の影響について、γ線照射後4週間にわたってGH2を追跡した。その結果、H2は4週間にわたって試験体の外に発生し続け、90℃で保管した場合は液体水のGH2とほぼ同じ値となった。一方、飛灰を37%導入すると、飛灰自体にはH2の発生源が存在しないにもかかわらず、GH2は90℃で飛灰無しの場合の約4倍にも達した。飛灰導入によるセメントペースト硬化体構成結晶の結晶水の不安定化がGH2の増大に寄与していると考えられる。

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