講演情報

[1PB-24]腫瘍細胞特異的酵素活性を活用した新規低分子BNCT薬剤の開発

*常冨 純矢1、鈴木 実2、神谷 真子3、浦野 泰照1,4 (1. 東大院薬、2. 京大複合研、3. 東工大生命理工、4. 東大院医)

キーワード:

ケミカルバイオロジー、がん、ホウ素中性子捕捉療法、バイオマーカー酵素

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は、10Bが熱中性子と核反応してα線を放出する現象を利用しており、副作用の小さい細胞選択的がん放射線療法として注目されている。我々は新規BNCT薬剤EP-4OCB-FMAの開発に成功した。本薬剤は、特定のがん種で過剰発現する酵素、DPP-4との反応を経て腫瘍細胞に蓄積する仕組みを有する。実際に培養細胞および異種移植マウスにおけるBNCT実験において、本薬剤は、抗腫瘍効果を示す有望なBNCT薬剤であることが示唆された。