セッション詳細

[CC1]難渋した症例、興味深い症例(ACS)

2025年7月18日(金) 8:00 〜 9:30
第13会場(3F,OICC)
座長:伊苅 裕二(東海大学医学部付属病院 循環器内科),中川 義久(国立大学法人 滋賀医科大学 循環器内科)
コメンテーター:阿部 充(倉敷中央病院 循環器内科),安東 治郎(NTT東日本関東病院 循環器内科),渡邉 真(京都大学 循環器内科)
PCIのメリットを最大限に生かせるのは、ACSに対する治療時である。しかしACSは患者背景や病変形態が多岐にわたり、治療方針の選択に悩む症例もしばしば経験する。ACSの特性から時間外や夜間休日に経験の少ない若手中心に緊急で対応せざるを得ない症例も多く、本セッションで難渋した症例または興味深い症例の背景や治療方針を共有することで今後の治療に生かすことを目指す。

[CC1-1]家族性モヤモヤ病を基礎疾患とする急性心筋梗塞患者の冠動脈プラーク性状を標準治療開始前後に光干渉断層撮影で評価しえた一例

渡部 真吾
大沼 準一, 沼部 紀之, 増田 怜, 中村 玲奈, 村上 輔, 吉川 俊治, 鈴木 篤, 山本 康人, 薄井 宙男 (東京山手メディカルセンター 循環器内科)

[CC1-2]TAVR後に生じた血栓によるLMTのdelayed coronary obstructionに対してPCIでのbail outに成功した一例

常見 勇太1
宮田 宏太郎1, 蟹江 崇芳1, 浅野 拓1, 玉木 理人2, 阿部 恒平2, 青木 二郎1 (1.聖路加国際病院 循環器内科, 2.聖路加国際病院 心臓血管外科)

[CC1-3]診断用カテーテルに手作業でサイドホールを開ける手法を用いた、左主幹部(LMT)異常起始を伴うSTEMIに対する一次PCI成功症例

良永 真隆
宮崎 茜, 福島 大史, 祖父江 嘉洋, 藤原 稚也 (藤田医科大学ばんたね病院 循環器内科)

[CC1-4]経食道心エコーを用いてガイドワイヤー通過に成功した大動脈解離による急性冠症候群の1例

早川 輝
植村 祐介, 尾崎 祐太, 岡島 嵩, 山口 尚悟, 光田 貴行, 石川 真司, 竹本 憲二, 度会 正人 (安城更生病院 循環器センター)

[CC1-5]多量の血栓による急性心筋梗塞に対し血栓溶解薬の冠動脈投与を併用したPCIが有用であった一例

高橋 亮也
宮田 宏太郎, 蟹江 崇芳, 鈴木 隆宏, 齊藤 輝, 大野 雅文, 浅野 拓, 水野 篤, 西畑 庸介, 木島 康文, 青木 二郎 (聖路加国際病院 循環器内科)

[CC1-6]血栓閉鎖型大動脈解離stanford Aとの鑑別を要した、oozing ruptureを合併した急性側壁心筋梗塞症例

田尻 勇太
金子 奈稚, 新名 良広, 高木 拓郎 (東京品川病院 循環器内科)

[CC1-7]心不全の急性増悪を来した, 2枝CTOを含むLMT, LADの高度石灰化ACS poly-vascular diseaseの1例

井ノ口 安紀
西川 諒, 吉田 太治, 寺井 英伸, 名村 正伸 (心臓血管センター金沢循環器病院 循環器内科)