セッション詳細

[SY3]EVTにおけるコントラバーシー 1: CLTIへの膝下動脈治療の限界点

2025年7月17日(木) 8:30 〜 10:00
第2会場(5F,OICC)
座長:飯田 修(社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンター 大阪けいさつ病院 循環器内科),山岡 輝年(松山赤十字病院 血管外科)
このセッションの目的は、CLTIに対する膝下動脈/足首以下動脈の治療の限界点を考えるセッションである。昨今のランダム化試験、リアルワールドレジストリの結果から導かれた、ガイドラインで推奨される血行再建方法の選択をまず紹介し、EVTの立ち位置やゴールに関してCVIT会員に理解してもらう。その上で、BAD/SADの概念など、EVT専門医には浸透してきているが、一般のCVIT会員には耳慣れない概念を整理し、なるべくたくさん開けるべきである、一時期の「超アグレッシブな治療戦略」から、現在ではややコンサバな治療方法(積極的に治療しても近い将来閉塞してしまうため)が選択されることも少なくない(実際、足首以下に対する治療戦略は、J-EVTのデータ上は、昨年よりも減少している)。このセッションを通じて、CLTIの血行再建の基本として大事な概念は何か、PADを専門的に取り組む医師でない場合、どこまで対策するかを改めて啓発したい。

[SY3-1]血行再建の戦略はどのように決定されるべきか

畑 陽介
増田 正晴, 岡本 慎, 石原 隆行, 南都 清範, 辻村 卓也, 上松 弘幸, 中尾 匠, 楠田 将也, 加藤 翔太, 有安 航, 真野 敏昭 (関西労災病院 循環器内科)

[SY3-2]BADとSAD: Distribution Failureという概念を理解する

徳田 尊洋 (名古屋ハートセンター 循環器内科)

[SY3-3]Woundsome conceptとは何か?

加藤 拓
坂東 篤明, 浅野 祐矢, 安土 佳大, 堀 友亮, 庄司 圭佑, 小島 章光, 中川 裕介, 木下 英吾, 兵庫 匡幸, 沢田 尚久 (京都第一赤十字病院 循環器内科)

[SY3-4]血行再建後や退院後に何が行われ、何が必要なのか

宇都宮 誠 (TOWN訪問診療所 城南院)

[SY3-5]通常の血行再建ができないときに何を選択するのか

緒方 健二
柴田 剛徳 (宮崎市郡医師会病院 循環器内科)