特別講演・基調講演
特別講演
講師:上村 靖司 氏 (長岡技術科学大学)
日時:2024年11月19日(火)16:45~17:45
会場:市民交流ホールA
【概要】
1960年代に一旦途切れた天然雪・氷の保存と利活用の文化は、生鮮野菜の貯蔵に向くとの認識から1988年に近代的技術をまとって復活した。2002年に新エネ法に雪氷冷熱が追加されたこともあり、現在全国で200ほど雪利用施設が稼働している。当初は野菜や米・酒の貯蔵が主であったが、その後精肉、珈琲などの高品質熟成へと展開し、最近では、カカオ豆の苦み・渋み除去、雪温での高品質精米、データセンターの冷却など、その活用範囲が広がっている。講演では雪氷熱利用の歴史と最新の事例を紹介する。
基調講演(OS11 脱炭素への取り組み)
ロケット推進系の今と未来 ~ JAXA角田宇宙センターの取り組み ~
講師:冨田 健夫 氏 (宇宙航空研究開発機構)
日時:2024年11月19日(火)16:00~17:40
会場:市民交流ホールA
【概要】
JAXA角田宇宙センターは、JAXAにおける宇宙推進系の中核的研究開発拠点として、大型基幹ロケットの研究開発や将来の高性能エンジンの研究開発などを行ってきた。本講演では、これまでの宇宙推進系の研究開発内容を解説するとともに、将来の宇宙推進系技術に関する取り組みも紹介する。また、民間事業者の液体ロケットエンジン開発を支援するために現在整備を進めている「官民共創推進系開発センター」について、その目的や概要、設備の特徴などについても解説する。