講演情報

[P1-09]富士山麓養鱒場におけるIoT技術を用いた水位・水温モニタリング

*公野 颯真1、芹澤 快1、佐藤 羽瑠1、畠山 佑紀1、岩本 修平2、堀江 寛幸2、岩本 いづみ2、山本 勲3、青木 悠祐1、鈴木 静男1 (1. 沼津工業高等専門学校、2. 富士山サーモン株式会社、3. 株式会社山本食品)
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キーワード:

IoT、養鱒、水温、水位、モニタリング

静岡県には富士山の湧水を利用した産業が多くあります。富士山麓におけるニジマスの養鱒場もその一つです。ニジマスは水温が14℃から18℃の間で高成長となります。しかし、水温が22℃を超えると成長が低下してしまいます。このことから、ニジマス養殖では養鱒場の水温を14℃から18℃に保つ必要があります。しかしながら、近年増加している豪雨の影響で河川からの流入水により養鱒場の水温が上昇する懸念が高まっています。本調査ではニジマスの生育環境を維持するために水温と水位をモニタリングするシステムをIoTにより製作しました。また、養鱒場周辺で計測された過去の降雨量のデータや河川の情報とIoTの導入で計測を行い収集した養鱒場の水位、水温のデータを比較して、予測降雨量から水位や水温を予測し、養鱒場の管理指針に資することを目指します。