講演情報
[P1-13]外邦図デジタルアーカイブ:アジア太平洋地域を中心とした旧日本軍製地図のデータベース
*中谷 友樹1、星田 侑久2、関根 良平1、永田 彰平3、磯田 弦4 (1. 東北大学大学院環境科学研究科、2. 特定非営利活動法人オープンコンシェルジュ、3. 東北大学災害科学国際研究所研究所、4. 東北大学大学院理学研究科)
キーワード:
地形図、近代、Cloud GIS、地図画像、データベース
「外地の地図」を意味する外邦図は、旧陸軍陸地測量部によって作成された国外の地図である。軍事あるいは植民地経営などの目的を持って作成された外邦図は、太平洋地域の当時の土地の克明な記録として貴重である。東北大学では他研究機関と連携して外邦図の目録化と画像データベースを作成し、地図画像をインターネット上で公開してきた経緯がある。2024年1月に関連するデータベースとこれを利用するアプリをArcGIS online の機能の1つであるArcGIS Hubを利用して統合し、外邦図データベースを配信するシステムを全面的にリニューアルした。その機能と歴史GISとしての価値、残された課題を議論する。
