講演情報

[P1-33]オープンデータを用いた静岡県東部伊豆地域における土砂災害可能性マップの作成

*和田 莉央1、麦島 好美1、岸本 真理子1、武田 巧達1、金子 桃花1、鈴木 雄介2、古長谷 稔3、中江 章喜3、鈴木 静男1 (1. 沼津工業高等専門学校、2. 株式会社STORY、3. IZAIZU合同会社)
PDFダウンロードPDFダウンロード

キーワード:

オープンデータ、土砂災害、豪雨、地震、孤立集落

本研究の目的は、オープンデータを用いて静岡県東部伊豆地域における土砂災害の可能性を可視化することです。この地域は、昔から地震が多発することが知られており、特に南海トラフ地震の影響が懸念されています。今年発生した能登半島地震では、土砂災害により道路が遮断され、物資の輸送や救助活動が困難になる問題が浮き彫りになりました。静岡県東部伊豆地域も山間集落が多い地形条件にあり、土砂災害によって集落が孤立するリスクが高いとされています。さらに、近年の地球温暖化に伴い、豪雨の発生頻度が増加しており、豪雨による地盤の緩みから引き起こされる土砂災害の増加が予想されます。本研究では、豪雨による土砂災害の因子をマップで示し、これらの各因子マップを統合するモデルを作成することで、土砂災害の可能性をマップ化することを目指します。