講演情報
[P2-05]救急車両専用の道路ネットワークデータの構築、および最短経路検索による現場到着時間の推定と実測値との比較検討
*木村 義成1、服部 良一2、日根野谷 有宇己2、渡部 和也2、山本 啓雅1、溝端 康光1 (1. 大阪公立大学、2. 堺市消防局)
キーワード:
救急医療、救急隊配置、地理情報システム、堺市
救急隊配置場所から覚知場所(119番があった箇所)への到達時間の予測など、救急医療計画においてGISと道路ネットワークデータを用いた分析が期待されている。本研究では、堺市消防局の救急活動記録から取得された救急車の走行時間と道路ネットワークデータから算出された時間を比較検討することにより、GISを用いた救急車両の到達時間の推定精度を向上させることを研究目的とする。
本研究ではEsriジャパン社製のArcGIS Data Collection 2019を用いて、堺市消防局へのヒアリング調査をもとに独自の救急車両用の道路ネットワークデータを構築した。次に、ArcGIS Network Analystと道路ネットワークデータを用いて、19か所の救急隊配置場所から覚知場所までの到達時間を算出した。算出した結果と救急搬送記録から得られた救急隊配置場所から覚知場所までの実測値を比較した結果、GISを用いた現場到着時間に対して、実際は1.48倍早く現場到着できることが明らかになった。
本研究ではEsriジャパン社製のArcGIS Data Collection 2019を用いて、堺市消防局へのヒアリング調査をもとに独自の救急車両用の道路ネットワークデータを構築した。次に、ArcGIS Network Analystと道路ネットワークデータを用いて、19か所の救急隊配置場所から覚知場所までの到達時間を算出した。算出した結果と救急搬送記録から得られた救急隊配置場所から覚知場所までの実測値を比較した結果、GISを用いた現場到着時間に対して、実際は1.48倍早く現場到着できることが明らかになった。
