講演情報

[P2-09]エリアリノベーションによる台中市の都市再生の要因分析

*尾形 碧1、渡辺 公次郎2 (1. 徳島大学大学院創成科学研究科理工学専攻社会基盤デザインコース、2. 徳島大学大学院社会産業理工学研究部)
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キーワード:

都市再生、エリアリノベーション、台湾、中心市街地、官民連携

近年の日本の地方中心市街地では衰退化が続いている。一方、台湾では歴史的建築物群を活用したエリアリノベーションにより都市の賑わいが、戻りつつある。本研究では、中心市街地のエリアリノベーションが続いている台中市旧市街地を対象に、空間、制度、歴史、人のつながりの観点から都市再生の要因を明らかにする。まず、対象地域の都市構造や社会経済関係のデータを分析した。次に、現地でのヒアリングを行うことで、制度や活動している団体の現状を調査した。以上の結果から、リノベーションされた建物が集積する地区では地価が上昇し居住人口が増加しているということ、台中市でも経済的な補助を含めた支援策が進められている。さらに、民間団体による活動が賑わいづくりに寄与していることがわかった。