講演情報
[P2-12]道路閉塞を考慮した粘菌アルゴリズムによる避難経路探索法
*藤原 伶1、山本 佳世子1 (1. 電気通信大学)
キーワード：
避難経路、道路閉塞、粘菌アルゴリズム、道路ネットワークデータ、3D都市モデル
災害時に避難所へ行く際は、安全かつ早く避難することができる経路を選択するのが望ましい。そのような避難経路を導出する手法として、粘菌アルゴリズムを用いた避難経路導出手法が知られている。粘菌アルゴリズムを用いた避難経路導出手法では、避難先までの通行可能性を考慮した複数の避難経路を導出することができる。本研究は、従来の粘菌アルゴリズムを用いた避難経路導出手法を、建物の倒壊による道路閉塞を考慮するように改良する。GIS、数値地図（国土基本情報）、および3D都市モデルを用いて、道路閉塞を考慮した道路ネットワークデータを作成し、粘菌アルゴリズムにより避難経路を導出する。道路閉塞を考慮する本手法は、従来手法よりもさらに安全な避難経路を提案することが期待できる。