講演情報
[P2-17]衛星画像を用いた海面養殖地の検出とその空間分布
*長澤 稔幸1、田中 康平2、高橋 幸弘3、鈴木 静男1 (1. 沼津工業高等専門学校、2. 熊本大学、3. 北海道大学大学院理学研究院)
キーワード:
衛星画像、セマンティックセグメンテーション、海面養殖地、U-Net、物体検出
世界の人口増加や水産物消費量の増加によって、漁船漁業による天然魚のみでは水産物の供給が不足しているため、安定した量と質を確保できる養殖の需要が高まっている。日本では、養殖筏を用いた垂下式の海面養殖が多く行われている。日本は地震が多いため、海面養殖は、津波による被害が大きいという課題がある。そこで、衛星画像を用いて日本の海面養殖地を自動で検出・マッピングを行い、得られたデータで津波による被害を検討することを目的とした。本研究では、衛星画像を用いて海面養殖地の検出を行うモデルの作成を行った。衛星画像の海面養殖地、陸地、海における各バンドの反射強度の平均と標準偏差を調べ、これら3つの識別に有効なバンドを決定した。機械学習のための訓練データとして、複数バンドの入力画像を用いた。U-Netという手法でセマンティックセグメンテーションによる学習を行い、海面養殖地の検出を行うモデルの作成を行った。
