講演情報
[P2-29]生活習慣病予防のための食事塩分評価機能を付加した健康システムの開発
*大橋 咲花1、齊藤 岳児2、伊藤 悟3、河合 隆徳4、鈴木 静男1 (1. 沼津工業高等専門学校、2. 浜松医科大学、3. 静岡県立大学、4. 株式会社フジネット)
キーワード:
Azure AI Vision、行動変容、生活習慣病、塩分
超高齢者社会において健康寿命を延ばすためには予防医療が大切です。日本では生活習慣病の患者数が増えています。我々は、食事塩分量の評価機能に行動変容を促すための機能を付加した健康システムの開発を目指しています。そのために、撮影した食事画像から食事毎の塩分量を評価する機能と摂取塩分量を減らすための行動変容を促す機能を付加する予定です。この発表では、前者の機能に焦点を絞ります。日本人がよく口にする食事画像からメニューを出力するための物体検出アルゴリズムをAzure AI Visionを用いて学習と検証を行いました。現在、良く使われているアプリによる撮影食事画像からのメニュー出力と比較した結果、同程度の識別精度が得られました。加えて我々は、識別されたメニューから塩分量を算定しました。これらの結果と考察について発表します。
