講演情報
[D1-05]書き手はどこを訪れたか? —言語モデルで訪問行動を読み取る—
大友 寛之2、*大内 啓樹1,2、東山 翔平4,1、寺西 裕紀3,1、山本 和太郎5、進藤 裕之6、渡辺 太郎1 (1. 奈良先端科学技術大学院大学、2. 株式会社サイバーエージェント、3. 理化学研究所、4. 情報通信研究機構、5. 株式会社NTTドコモ、6. MatBrain株式会社)
キーワード:
訪問行動、旅行行動、言語モデル、地名、旅行記、場所の経験、自然言語処理
本研究では、場所の経験を綴った記述を自動抽出する問題に取り組む。具体的には、書き手の訪問行動に着目し、文章中の「場所」を実際に訪問したかどうかを推定する。たとえば、「奈良公園にはたくさんの鹿がいました」という記述は、「奈良公園」を書き手が実際に訪れたことを示唆する。一方で、「奈良公園は人気の観光スポットです」という記述は、一般的な事実を表しており、書き手の訪問を必ずしも意味しない。このような訪問行動に関する文脈上の解釈・判断を、言語モデルによってどの程度正確に行えるかを調査する。
