講演情報

[D4-03]緊急輸送道路閉塞をもたらす沿道空き家の抽出分析

*佐藤 佳乃1、石井 儀光2、大澤 義明3 (1. 筑波大学、2. 国土技術政策総合研究所、3. 麗澤大学)
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キーワード:

空き家倒壊、空き家除却、緊急輸送道路、自治体、3D都市モデルPLATEAU

空き家の数は増加し続け、その対応に自治体は予算や人手不足に悩まされている。膨大な空き家を優先順位をつけ除却することが大切であり、道路沿い空き家を対象とした。令和6年能登半島地震でも木造家屋の倒壊が復旧・復興に大きな影響を及ぼした。家屋の倒壊が道路の閉塞をもたらす。空き家の倒壊に着目する。茨城県南部の4自治体から入手した空き家の位置データを用いて、道路との位置関係をGISで空間分析をした。 緊急輸送道路を閉塞する恐れのある空き家は合計111棟と推測され、これらのいち早い除却が求められる。また、つくば市においては3D都市モデルPLATEAUの道路データも活用し、より詳細に危険な空き家を特定できた。さらに、本研究では、道路データや空き家データの整備や標準化、過剰な個人情報保護の意味についても考察する。