講演情報
[D7-04]照明電源車の最適配置計画に関する研究
*戸來 真之1,4、伊藤 史子2、玉川 英則3 (1. 東京消防庁、2. 東京都立大学 都市環境科学部 教授、3. 東京都立大学アドミッションセンター高大連携室 特任教授、4. 東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 博士後期課程)
キーワード:
照明電源車、ボロノイ図、最適配置、消防、マンハッタン距離
本研究は消防車両の照明電源車に着目し、マンハッタン距離を活用した最適配置を検討している。消防は災害現場にできるだけ早く到着する必要がある。しかし、災害の発生頻度は場所によって異なる。そこで、重み付き移動距離を最小にする最適座標を見つけるため、ボロノイ図とMinSum配置の反復手順を提案する。マンハッタン距離を活用し計算を簡略化することで、これまでにない規模を対象とすることを可能とした。その手順でVBAプログラムを開発し、稠密都市・東京を対象として、シミュレーションを実行した。その結果、最適配置の最大距離は現行配置に比べて平均1.3km短縮され、実災害現場までの距離は平均240m短縮された。
