セッション詳細
[S4]シンポジウム4 薬剤耐性菌の今~終息困難なVRE対策、VREと対峙するICNの役割~
2025年5月10日(土) 10:00 〜 11:30
第1会場
座長:山下 恵美(一般財団法人平成紫川会 小倉記念病院),赤峰 みすず(大分県福祉保健部 健康政策・感染症対策課)
AMR対策で注目される薬剤耐性菌の一つであるVREだが、終息には困難をきたす施設が多い。VREは1例の発見から感染がすでに広がっている可能性が高く、地域に拡散した場合の制御には数年を要することがある。地域への拡大を防ぐことはCNICの重要なミッションのひとつである。このセッションでは、アウトブレイクを経験されたCNICの先生方からVRE拡大防止のための包括的なアプローチを伺い、アウトブレイクでICNが陥りやすいピットフォールや支援方法、また、共通する問題点からCNICの進むべき方向への示唆や行政の立ち位置なども含めてご教授いただき、ICNの役割や地域の連携についても考える機会にしたいと思っている。
[S4-1][OD]バンコマイシン耐性腸球菌のアウトブレイクの対応報告
渡邉 正美, 木永 芙美, 杉山 健二郎, 北條 宣政, 永井 聡 (NHO 浜田医療センター 感染対策室)
[S4-2][OD]VREアウトブレイクに対する長期にわたる対策と地域連携~あの時が今に繋がる~
下川 結花 (国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院 感染制御部)
[S4-3][OD]AMRアウトブレイク時におけるICNの役割、行政との関わり
黒須 一見 (国立感染症研究所 薬剤耐性研究センター)