講演情報

[R5-05]CRコンドライトに関係する2つの隕石NWA 7317とTafassassetの鉱物学的研究<font color="#FF7F27">「発表賞エントリー」</font>

*阿部 大樹1、三河内 岳2 (1. 東大・院理、2. 東大・総研博)

キーワード:

CRコンドライト、NWA7317、Tafassasset、熱進化、CR母天体

本研究では、O, Cr, Ti同位体がCRコンドライトと同じ値を示すNWA 7317 (CR6)とTafassassetの鉱物学的研究を行い、両者の関係性を議論した。両隕石とも似た鉱物組み合わせだったが、NWA7317にはbarredオリビンコンドルールと考えられる破片があったのに対して、Tafassassetには見当たらなかった。またTafassassetは2薄片間でメタルのサイズや鉱物分布の不均質具合などの違いがみられた。それぞれの鉱物化学組成を比較するとNWA7317は比較的均質な値であったのに対してTafassassetはやや不均質な値を示した。オリビン、輝石についてはTafassassetの方がNWA7317よりもMgに富む組成を示した。このことから2つの隕石の元々のオリビン、輝石組成は異なっていたと考えられる。以上のことから、TafassassetはCR6よりも “非平衡”であると言えるが、Tafassassetは様々な分類が提案されているように、Tafassassetの方が、CR6より分化度が高く、メルトからの結晶化によって非平衡組成になっている可能性がある。