講演情報

[R7P-10]佐賀県加部島に産するマントル捕獲岩

*江島 輝美1、荒井 章司2、山崎 陽生3 (1. 信州大・理、2. 金沢大、3. 信州大・院理)

キーワード:

マントル捕獲岩、アルカリ玄武岩、加部島、かんらん石、クロムスピネル

本研究では,立山ほか(2022)により超苦鉄質捕獲岩が新たに報告された佐賀県呼子地域の加部島に産するマントル捕獲岩と母岩であるアルカリ玄武岩の記載およびマントル捕獲岩のかんらん石のFo含有量とスピネルのCr#について報告する。また,捕獲岩の量比が類似する佐賀県高島の捕獲岩と比較し,両者の関係を考察した。加部島のグループIに分類されるダナイトおよびウェールライト中のかんらん石のFo含有量は,それぞれ平均で87.8 および88.1 であり,クロムスピネルのCr#は0.61および0.42である。加部島に産するグループIのダナイトのFo含有量およびCr#は,高島の下限値と一致し,ウェールライトは高島のものと一致する。 加部島と高島に産するマントル捕獲岩の量比は類似しており,さらにFo含有量およびクロムスピネルのCr#値が一致することから,両地域の上部マントル構造は類似していたと考察される。従って,加部島地域の最上部マントルは小林・荒井(1981)が報告した高島の地下と同様に,先行した島弧マグマ由来の岩石が存在するような構成をもつと考えられる。

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