講演情報
[CK1-1]感染症流行下でも支え続けた家族ケア〜多数の重症コロナ患者を受け入れた大学病院で守り続けたPCUでの患者と家族の大切な時間〜
佐藤 信吾 (東京科学大学病院 がん先端治療部・緩和ケアセンター)
終末期ケアにおいて、患者が最期までその人らしく生きることを支えるには、本人へのケアと共に家族への支援が不可欠である。家族は、日々の療養生活を支え、意思決定をともにし、看取りに立ち会うなど、患者の人生に深く関わる存在であり、患者の「真の願い」を実現する上で大変重要な役割を担っている。
しかし現場では、患者中心のケアが重視されるあまり、家族のケアニーズが十分に把握・対応されていない状況もある。家族は、患者の苦悩や希望に寄り添い、身体的・精神的に大きな負担を抱えるなかで、その支援を受ける機会が乏しいまま孤立することもある。
医療者は、患者だけでなくその家族の苦悩に目を向け、適切な支援を行う役割を担っている。家族が安心して患者と向き合える環境を整えることは、患者の尊厳ある生とケアの質向上につながる。
本シンポジウムでは、家族を支える医療者の役割と実践に焦点を当て、多職種の視点から家族支援の在り方を検討するとともに、終末期における「真の援助者」としてのあり方を多角的に考察する。
しかし現場では、患者中心のケアが重視されるあまり、家族のケアニーズが十分に把握・対応されていない状況もある。家族は、患者の苦悩や希望に寄り添い、身体的・精神的に大きな負担を抱えるなかで、その支援を受ける機会が乏しいまま孤立することもある。
医療者は、患者だけでなくその家族の苦悩に目を向け、適切な支援を行う役割を担っている。家族が安心して患者と向き合える環境を整えることは、患者の尊厳ある生とケアの質向上につながる。
本シンポジウムでは、家族を支える医療者の役割と実践に焦点を当て、多職種の視点から家族支援の在り方を検討するとともに、終末期における「真の援助者」としてのあり方を多角的に考察する。
