ご挨拶
第 17回 JBF シンポジウム
実行委員長 畑 勝友(塩野義製薬株式会社)
実行副委員長 山田 直人(日本たばこ産業株式会社)
清水 浩之(田辺三菱製薬株式会社)
2026年3月4日(水)から6日(金)に、第17回JBFシンポジウムを姫路市文化コンベンションセンター(アクリエひめじ)にて開催いたします。本シンポジウムはバイオアナリシスに特化し、産学官のバイオアナリシスのエキスパート(BioAnalytical Expert: BAE)が一斉に集う国内唯一のシンポジウムです。
今年度のシンポジウムのテーマは「Unlock Your Potential, Future for the Bioanalytical Expert」です。バイオアナリシスは医薬品開発において不可欠ですが、その性質上、臨床試験や非臨床試験の縁の下の力持ち的な存在と見られがちです。しかし、規制下での分析法バリデーションやサンプル測定を行うためには、優れたサイエンス力や研究力が根底にあると信じています。バイオアナリシスに携わる皆さんが、このBAEとして優れた業績を上げてきたことを称賛するとともに、BAEが持つ高度なサイエンス力と研究力をさらに強調し、その能力を最大限に発揮することで、バイオアナリシスが創薬プロセスにおいて重要な役割を果たすことを共有し、将来の更なる活躍につなげていきたいという期待がこのテーマには込められています。
今年度は、第16回JBFシンポジウム後のアンケートや近年の動向を基に、ICH M10、抗体薬物複合体を含めた高分子医薬品の分析、核酸・ペプチドなどの中分子医薬品の分析、バイオマーカー分析、AI・自動化技術など、皆様が関心をお持ちのテーマをセッションで取り上げる予定です。Discussion groupのポスター発表はもちろん、ポスター発表の一般募集に加え、新たに若手研究者による口頭発表の一般募集もします。一般募集の詳細は別途ご案内いたしますので、ぜひ演題登録をお願いいたします。また、一部のセッション後には、セッション内容をフォローアップできるような情報交換会の開催も企画中です。バイオアナリシスに関する最新情報を入手できる絶好の機会ですので、多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
第17回JBFシンポジウムで、多くの皆様とバイオアナリシスについて深く議論し、共有できることを心より楽しみにしています。
2025年8月吉日