講演情報

[P1-07]言うことと推移することの循環を大規模言語モデルは解決できるか:メッセージ付きコーディネーションゲームによる検証

*金野 武司1、板谷 英俊1 (1. 金沢工業大学)

キーワード:

実験記号論、大規模言語モデル、語用論、Griceの循環

Transformerに端を発するLLMは自然な言語運用を実現したが,語用論における「言うことと推移することの循環」を扱えるかは不明である.本研究は,メッセージ付きコーディネーションゲームを用いてこの問題を検証した.結果,段階的助言を与えても成功率は低く,人間と異なる挙動を示すことが確認された.原因には記号と意味の対応関係の不安定さと含意解釈の失敗が確認され,LLMの語用論的限界が示唆された.