講演情報

[P1-19-A]美術館とソーシャルメディアにおける触発を生起する鑑賞過程:芸術大学の学生と教員を対象にした半構造化面接による予備的検討

*澤田 和輝1,2、有海 春輝3、髙橋 雄介3 (1. 東京大学、2. 日本学術振興会、3. 京都大学)

キーワード:

触発、芸術鑑賞、半構造化面接、共起ネットワーク分析

本研究は,芸術大学に所属する学生と教員17名を対象に半構造化面接を実施し,美術館やソーシャルメディアにおける触発を生起する鑑賞過程の共通点と相違点について探索的に検討した.共起ネットワーク分析の結果,美術館とSNSでの鑑賞体験のどちらにおいても,自分と他者の表現を比較したり,作品の創作過程を推測したりする鑑賞が触発を生起しうることが示唆された.他方で,美術館と比較して,SNSでは,作品の質感や技法に関する情報を読み取ることが困難であるため,美的感情の生起や触発は生じにくい可能性が示唆された.