講演情報

[P1-47]脳の中のHempelのカラスと生成AI

*中村 國則1 (1. 成城大学社会イノベーション学部)

キーワード:

ヘンペルのカラス、仮説検証、脳科学的実験、生成AI

本研究は認知心理学,あるいは脳科学における“特定のプロセス(脳部位)が活性化すれば,特定の判断が働く”といった形式の説明が,いわゆる“ヘンペルのカラス”と呼ばれるパラドクスを生じる可能性があることを指摘し,実際の人間の判断がそのパラドクスに従うことを実験的に示した.加えて,ChatGPT4.0を用いて実験課題をシミュレートしたところ,仮説に完全に一致する結果のみ確証と判断し,他の結果は全て仮説に反するものと判断する傾向が確認され,実験データとは一致しないことが示された.