講演情報

[P1-51]触覚刺激間の類似関係に基づく構造と言語形式の対応

*大隈 萌恵1、松見 大聖1、佐治 伸郎1 (1. 早稲田大学)
本研究は,類像性が高いとされる乳児向け発話に着目し,オノマトペによる表現は触覚の知覚構造との対応が高いという仮説を検証した.日本語話者28名を対象に,12の触覚素材について類似度評定と自由発話を収集し,類似度に基づく距離行列をデータごとに作成した.最適輸送法を用いて言語形式と触覚の構造間対応を評価した結果,成人向け発話はオノマトペによる表現より触覚の知覚構造との対応が高かった.言語形式は知覚モダリティの構造を単純化した形で獲得され,類像性は必ずしも常に学習を促進するわけでない可能性が示唆された.