講演情報

[P1-52]色彩語を事例とした言語相対仮説に対する構造アプローチ

*大塚 天裕1、佐治 伸郎1 (1. 早稲田大学)

キーワード:

思考、色知覚

本研究では構造アプローチを用い、言語的処理の阻害が色の主観的経験に与える影響を検討した。類似度評定に基づく分析の結果、統制条件と言語阻害条件の色知覚構造は高い一致を示した。一方で、水色においては条件間差が有意に大きく、他の一部の色では差が小さかった。さらに言語阻害条件では明度次元の寄与が低下した。これらの結果は、言語が色知覚構造全体を変化させるのではなく、特定の色や知覚次元に影響を及ぼす可能性を示唆する。