講演情報

[P1-64]スーパーマーケットのレジ店員における表領域と裏領域の質的分析

*福地 厚太1、南部 美砂子2、坂井田 瑠衣2 (1. 公立はこだて未来大学大学院、2. 公立はこだて未来大学)

キーワード:

感情労働、表領域・裏領域、相互行為

本研究は、スーパーのレジ店員による感情労働を、複数店員間の相互作用の観点から質的に分析したものである。約20時間の参与観察を通じ、接客を行う「表領域」と待機中の「裏領域」の転換プロセスを検証した。その結果、混雑時の緊張維持に加え、閑散時には「姿勢緩和」、「視線共有」、「私語」という3段階の手順を経て裏領域への移行が確認された。この移行の円滑さは店員ペアの関係性に大きく依存する。店員同士が休息サインを共有しやすい環境を構築することが、心理的負荷の軽減に有効である。