講演情報
[P1-76]ガラスへの漆塗りにみるテクノロジーと分散創造性:モノの創発における素材からの抵抗と克服
*竹内 一真1 (1. 多摩大学)
キーワード:
創造性、社会物質性アプローチ、モノの物語的自己、ナラティブアプローチ
本研究は、伝統産業における制作物の歴史的連続性と変化を「モノの物語的自己」の再生成として捉え、その創造過程を新規素材の抵抗に着目して解明するものである。職人3名への調査から、制作を支える要素を「継承」と「創発」の二つの物語リソースに分類し、ヒトや物質が果たす5つの役割(教師・ブースター等)を特定した。特に新素材がもたらす抵抗を「よそ者」との関係的緊張と定義し、漆塗りガラスの事例を通じて、異質な素材がいかに新価値へと転化されるかを明らかにされた。
