講演情報
[P2-11]書写のエキスパートは文字の美しさをどのように見出すのか
―評価観点の検討―
*川原 名見1、橋本 真一2,1、髙橋 麻衣子3、犬塚 美輪4 (1. 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)、2. 日本学術振興会特別研究員DC、3. 早稲田大学、4. 東京学芸大学)
キーワード:
書写書道教育、学習評価、線形混合モデル、文字の美しさ
本研究は,「文字の美しさ」を評価する際の,書写のエキスパートの観点を探索的に検討した。研究Ⅰでは,28名の書写指導者の発話分析から,観点として8観点を選定した。研究Ⅱでは,15名の書写指導者に,261部の書字について総合評価と8観点に沿った評価を求めた。総合評価を目的変数,8観点から構成した単文字系・複数文字系・運動系の3系統評価を説明変数とし,線形混合モデルを用いて分析した結果,総合評価と3系統評価の間に正の関連がみられ,「文字の美しさ」を認識する観点として一定の妥当性が確認された。
