講演情報

[P2-19]ユーモア理解における当事者性と感情価の交互作用:保護フレームと関連性感知の動的な均衡に着目して

*中村 太戯留1 (1. 武蔵野大学)

キーワード:

ユーモア理解、当事者性、感情価、保護フレーム、関連性感知

本研究は、ユーモア理解の「見いだし」理論に基づき、当事者性と感情価が面白さに与える影響を検証した。結果、従来の定説に反し、傍観者より当事者(登場人物)視点の方が面白さの評価が高かった。傍観者は、保護フレームは強いが関連性感知が弱いため面白さが減衰すると解釈された。これは世代研究での「他人事化」の知見とも整合する。結論として、面白さの最大化には、保護フレームを維持しつつ能動的な当事者性により関連性を最大化させる動的な均衡が重要である可能性が示唆された。