講演情報

[P2-39-A]方言の周圏分布形成条件の数理的解明:スケーリング極限における形成境界の解析的導出

*八丸 世旺1、関 元秀2 (1. 北陸先端科学技術大学院大学、2. 九州大学)

キーワード:

言語変化、ベイズ学習、繰り返し学習モデル、周圏分布、方言地理学

方言周圏論が仮定する CLI(中心のみでの語彙革新)と UT(一方向伝達)は,各々単独でも周圏分布形成に十分であることをベイズ繰り返し学習モデルで示した.これは両条件の同時成立を前提とする従来モデルの仮定を緩和する.さらに,?? ≪ 1,??/?? ≪ 1 のスケーリング極限で定常状態方程式がリアプノフ型方程式に帰着し,言語距離が ???? と ?? のみの関数となることを代数的に証明した.UT のみ条件の周圏分布形成境界は ???? > 1/(2??−2)(?? = (?? − 1)/2)と厳密に導かれる.