講演情報

[P2-42-A]不完全の魅力 ―「#食べかけグラム」の神経美学研究―

*保子 英之1、有吉 美優1、石津 智大1 (1. 関西大学)

キーワード:

食べかけグラム、神経美学、不完全、メンタライジング、脳波

本研究は、SNS 上の「#食べかけグラム」に着想を得て、食べかけのケーキ写真が 魅力的に評価される心理的要因を、主観的評価と脳波計測から検討した。研究 1(オ ンライン調査)では、食べかけ条件の「かわいい」評価は、食べた人物の印象や共感 性(気持ちの想像)と正の相関を示した。研究 2(脳波研究、N = 27)では、食べか け条件で約 470ms から右前頭部領域で陽性電位が増大し、メンタライジング処理の関 与が示唆された。以上により、食べかけ画像の魅力は、見た目ではなくむしろ社会的 認知の関与する可能性が示唆された。