講演情報
[P2-47-A]ニホンザルの遊びにおける年上個体によるセルフハンディキャップ行動の機能の検討
*山碕 翼1 (1. 京都大学大学院)
キーワード:
遊び、霊長類、セルフハンディキャップ、相互行為、動物行動
動物の取っ組み合い遊びは、参加者同士の行動調整によって維持されていると考えられているが、その実態は十分に解明されていない。本研究ではニホンザルを対象に、異年齢ペア間の遊びにおけるセルフハンディキャップ行動の機能を検討した。調査の結果、年齢差があるペアでは遊びがエスカレートしやすいが、年上個体によるセルフハンディキャップ行動の後は遊びが長く継続することが示唆された。以上から、ニホンザルにおけるセルフハンディキャップ行動はペア間の力の不均衡を緩和し、遊びの継続を促す機能をもつ可能性が示唆された。
