講演情報

[P2-63-A]時間を指し示す実践:インスクリプションを介したプロクシー指示と時間的参照の組織化

*梅村 弥生1、伝 康晴2 (1. 千葉大学大学院、2. 千葉大学)

キーワード:

インスクリプション(視覚表象)、プロクシー指示、時間的参照、相互行為、環境に連接された身振り

本研究が着目するのは,グラフや表といった視覚的表象を介してその場に存在しない出来事が参照・共有される実践である.企業の社内会議では,グラフや表を用いて様々な情報共有が行われる.例えば,製品の工程表を前に,社員が「この間」と発話し,表の特定区間を指し示すと,物理的な一区間にも関わらず,社員らはそれを未来の出来事への指示として理解し,当該事態について共同で検討を開始する.インスクリプションを媒介として,時空的に隔たった出来事がいかに相互行為の中で参照可能な対象として組織されるのかを明らかにする.