講演情報

[P3-56-A]受け手特定の不確定性が高く、参与者の協働性が低いティッシュ配り場面における受け渡しの達成にかかわる実験的検討

*大髙 愛1、森 直久2 (1. 公立はこだて未来大学、2. 札幌学院大学)

キーワード:

物の受け渡し、行為の選択、行為可能性の縮減、視線交絡

本研究は大髙(2025)の実験研究をもとに、路上でのティッシュ配りにおいて渡し手の視線送りと差出タイミングが受け渡し成立に寄与する変数であるかを実験的に再検討した。その結果、視線送りがある場合に有効な差出タイミングの範囲が狭まる現象や、視線送りと身体の前傾の組合せにより受取の依頼知覚が生起しやすくなる現象が再現された。一方で、差出の遅れによる効果は再現されず、依頼知覚には視線送りがより強く寄与する可能性が示された。また大髙(2025)より約1秒長い最適タイミングの解釈が今後の課題として残された。