講演情報

[P3-64]表情の操作が音声による感情表出に及ぼす影響

*姜 知瑛1、関根 和生1 (1. 早稲田大学)

キーワード:

表情、感情、音声、身体化認知

本研究では、表情の意図的な操作が音声の音響的特徴および感情表出に及ぼす影響を検討した。日本語母語話者が喜び・怒り・悲しみ・平常を表す文を、表情ありと表情なしの2条件下で読み上げ、F0・音圧、ならびにRandom Forest分類器による感情確率を分析した。その結果、F0と音圧はいずれも表情あり条件で有意に高く、特に喜びでその差が顕著であった。感情確率でも喜び文では表情あり条件で正解感情への分類確率が上昇する傾向が見られ、覚醒度の高い感情ほど表情操作の影響が音声に表出されやすい可能性が示された。