講演情報

[1-A1-01]従来型およびCO2吸収型コンクリートの製造・輸送に係るCO2排出量の比較・検討

*髙瀬 美涼1、大橋 美彩子1、並木 克也1、平尾 雅彦1,2、野田 優1 (1. 早稲田大学、2. 東京大学)

キーワード:

CO2吸収型コンクリート、炭酸化養生、輸送、CCU、CO2排出量削減

従来型(A)およびCO2吸収型コンクリート(B)について製造から使用までのCO2総排出量を評価した。CO2総排出量は、材料の製造時および輸送時のCO2排出量から、コンクリートへのCO2吸収量を差し引くことで計算した。Bは産業副産物の活用により材料製造時のCO2排出量がAより少なく、CaによるCO2吸収特性も有す。コンクリートが重いためA、B共に輸送時のCO2排出量が多く、その量はBのCO2吸収量を上回った。製造時に加え輸送時も含めた総合的な環境負荷低減を考える必要がある。