講演情報
[1-A1-03]産業施設への大規模焼却熱利用に関するシナリオ分析〜CCU導入と電力排出係数変化の影響〜
*中川 岳1、大西 悟2、藤井 実2、橋本 征二1 (1. 立命館大学、2. 国立環境研究所)
キーワード:
カーボンニュートラル、蒸気、広域処理、コンビナート、カーボンリサイクル
カーボンニュートラルの実現に向けて、一般廃棄物焼却施設においても高効率な熱利用を行うことが求められる。例えば、製造プロセスに大量の熱(蒸気)を使用している石油化学コンビナートの近隣に蒸気供給型の大規模焼却施設を建設し、焼却熱を直接供給することが想定される。本研究では、現状の焼却施設を更新する場合と比較して、こうした大規模焼却熱利用が環境面・経済面にもたらす変化を分析した。特に、CCU導入と使用電力の排出係数変化を考慮した。