講演情報

[1-A4-01]成層圏エアロゾル注入による気候変動と大気汚染のトレードオフ分析

*持田 祐行1、永島 達也2、湯 龍龍3、伊坪 徳宏4 (1. 東京都市大学、2. 国立研究開発法人国立環境研究所、3. 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、4. 早稲田大学)

キーワード:

成層圏エアロゾル注入(SAI)、人間健康、大気汚染、ライフサイクルインパクトアセスメント(LCIA)

世界的に温暖化対策が十分でなく、2℃・1.5℃目標の達成が難しいとされている中で、注目をされている技術が成層圏エアロゾル注入(SAI)である。SAIは成層圏に粒子(主にSO2)を撒き、太陽光を反射させ、地球の温度を減少させる技術である。しかし、不確実な要素が多く、SAI実施による人間や生物への影響は明らかになっていない。本研究では、環境影響評価手法であるLIME3 を用いて、SAI実施に伴う人間健康に関する利害を定量的に評価する。