講演情報
[1-E2-01]RCOTモデルを用いた国別製鉄技術の最適選択
*今田 青冶1、加河 茂美1 (1. 九州大学)
キーワード:
産業連関分析、カーボンフットプリント、鉄鋼部門
鉄鋼部門は、2020年における世界のCO2排出量の7%を占めており、当該部門のCO2排出量削減が求められている。IEAによると、今世紀半ばまでにカーボンニュートラルを達成するためには、直接CO2排出量を2030年までに25%、排出原単位を年間3%ずつ減らす必要がある。製鉄方法には、高炉法と電炉法が主流である。そして、どちらを主流にするか、また同じ製鉄方法でも投入構造は国によって異なる。そのため、現状よりも他国の製鉄技術を導入する方が環境負荷を下げる可能性がある。そこで、本研究は長方形技術選択モデルを用いて、導入すべき最適な製鉄技術を国別に明らかにする。