講演情報

[1-E2-04]要求材料特性による制約を考慮した鉄リサイクルにおけるCu濃化モデルの構築

*八巻 悠太1、諸星 未莉1、玉城 わかな1、醍醐 市朗1 (1. 東京大学)

キーワード:

鉄スクラップ、リサイクル、物質フロー分析、不純物元素、資源循環

鉄リサイクルにおいては、Cuに代表されるトランプエレメントの濃化への対策が望まれる。対策技術の方針の一つとしてCuによる表面赤熱脆性の回避が挙げられるが、既存のCu濃化モデルでは対策技術は未考慮である。加えて、技術導入によって加工におけるCu許容値を上げたとしても製品として要求される材料特性を満足するかは未だ明らかでない。そこで本研究では、製品に要求される材料特性を制約として組み込んだCu濃化モデルの構築を目的とした。モデルの構築にあたっては、動的MFAを用いることにより廃棄される鉄鋼材中Cu濃度の時系列変化を推計した。