講演情報

[1-F2-01]生産性向上と環境貢献を目指したコメ生産システムのデザイン:ビール酵母資材等のバイオスティミュラントが実現する新たな乾田直播栽培の可能性

*林 清忠1、北川 隆徳2、山﨑 能央3、真中 千明2、芦田 延久2、上籔 寛士2、安田 源太郎2 (1. アースシフトグローバル・アジア合同会社、2. アサヒバイオサイクル株式会社、3. 株式会社ヤマザキライス)

キーワード:

酵母細胞壁水熱反応物、菌根菌、節水型乾田直播栽培、低メタン、ライフサイクル温室効果ガス排出量

世界人口の増加、グローバルな環境劣化等を背景として、持続可能な農業生産システムの実現が緊急の課題となっている。しかしながら、作物収量の向上と環境負荷の低減は、一般にトレードオフの関係にある。この報告では、両目標をトレードオフ無く達成する可能性のある農業生産システムとして、ビール酵母資材や微生物資材等のバイオスティミュラントを活用した乾田直播栽培を取り上げる。慣行の水稲栽培ならびにバイオスティミュラントを用いない乾田直播栽培との比較を通し、新たなコメ生産システムがどのようにデザインできるかを検討する。