講演情報
[2-E3-01]Repairによる自動車産業の天然資源量削減効果:日本をケーススタディとして
*梅﨑 泰介1、光斎 翔貴1、柏倉 俊介1、谷川 寛樹2、山末 英嗣1 (1. 立命館大学、2. 名古屋大学)
キーワード:
自動車産業、Repair、追加的天然資源量、生産台数、トレードオフ分析
循環経済戦略としてRepairは自動車の寿命を延長することで生産台数を減らし天然資源の削減につながると考えられてきたが,実際のRepairの工程では種々の部品が交換されており追加的な天然資源を誘発しているものの,この点はこれまで無視されてきた.そこで本研究では,自動車Repairにかかる追加的天然資源量と生産台数削減効果のトレードオフ分析を行った.日本では生涯で所有する自動車が5台以下の場合,Repairにより乗り続ける方がむしろ天然資源量をより誘発する可能性があることがわかった.