講演情報

[2-F1-03]多地域間産業連関モデルを用いた年代別家計カーボンフットプリントの解析:韓国の少子高齢化に注目して

*岩元 晟洋1、王 家歓2、昔 宣希3、重富 陽介4 (1. 長崎大学環境科学部環境科学科、2. 立命館大学理工学研究科、3. 長崎大学水産・環境科学総合研究科、4. 立命館大学理工学部環境都市工学科)

キーワード:

カーボンフットプリント、少子高齢化、家計消費

家計消費由来の温室効果ガスは、一国全体の排出量のおよそ2/3を占めるとされる。さらにサプライチェーンを通じた家計消費由来の直接的及び間接的排出量を考慮した家計カーボンフットプリント (HCF) が、地球環境の重要な懸念事項の一つである少子高齢化といった人口動態の変化に影響を受けることが明らかになりつつある。そこで本研究では、多地域間産業連関モデル (EXIOBASE 3) を用いて急激な少子高齢化が見込まれる韓国のHCFを世帯主年代別に推計した。加えて、将来世帯数の推移を考慮し、同国における家計消費と人口動態の変化に基づくHCFの推移を定量化した。