講演情報

[3-A1-04]部材の生涯性能を考慮した新規LCA手法の提案とリチウムイオン電池用一酸化ケイ素負極の環境影響評価

*前 智太郎1、Teah Heng_Yi1,2、平尾 雅彦1,2、野田 優1 (1. 早稲田大学、2. 東京大学)

キーワード:

Lithium-ion battery (LIB)、Silicon monoxide (SiO)、Life cycle assessment (LCA)、Half-cell performance、Delivered lifetime capacity (DLC)

リチウムイオン電池(LIB)の高容量化に向けて一酸化ケイ素(SiO)負極が注目されている。LIBは製造に伴う環境負荷が大きいことが知られ、SiO製造に伴うLCAも重要だが、ほとんど行われていない。加えてSiO負極は各種の正極と組み合わせてデバイス化されるため、デバイスのLCAは電池性能向上へのフィードバックに対して複雑となる。本研究ではLi箔を対極とした標準的な半電池試験によりSiO負極の部材としての性能(質量基準容量、サイクル寿命)を求め、SiO負極の製造時の環境負荷を部材性能基準で論ずる新規方法論を提案し、環境負荷を定量的に算出した。