講演情報
[ACG64-P01]近年の気候変動下における経験的WBGT推定式の日本における再評価
*野口 健1、大楽 浩司2、Guo Qiang2,3 (1.筑波大学 工学システム学類、2.筑波大学 システム情報系、3.筑波大学 高等研究院)
キーワード:
気候変動、熱ストレス、WBGT、熱関連疾患
WBGTは、熱ストレスのリスクを評価するのに広く使われてきた。日本では、1時間おきに840地点におけるWBGTが発表されている。しかし、2025年においてWBGTが直接計測されているのは47地点に留まり、それ以前は11地点ととても限られていた。他の観測地点は小野ら(2014)によって確立され、観測値との妥当性が示された経験則から推定されたWBGTの値を信頼して使用している。しかし、その妥当性は2007年から2009年における観測値を用いて行われ、それ以降のより深刻な環境下においては行われておらず、熱ストレスの程度について誤った判断につながる可能性が考えられる。
そこで、本研究は観測値のWBGT (2010-2024)と、小野らによる経験則に基づく推定モデルとLiljegrenらによる物理則に基づく推定モデルから推定されたWBGTを比べる。それにより両者の差異の大きさおよびその特徴を定量的に検証し、差異の時空間的変動性を明らかにする。さらに推定値のバイアスと気象要因との関連性を解析する。
本研究で得られた結果は、熱ストレス評価の信頼性向上に貢献するだけではなく、気候変動化における熱関連疾患の予防および適切な適応策立案に貢献することが期待される。
そこで、本研究は観測値のWBGT (2010-2024)と、小野らによる経験則に基づく推定モデルとLiljegrenらによる物理則に基づく推定モデルから推定されたWBGTを比べる。それにより両者の差異の大きさおよびその特徴を定量的に検証し、差異の時空間的変動性を明らかにする。さらに推定値のバイアスと気象要因との関連性を解析する。
本研究で得られた結果は、熱ストレス評価の信頼性向上に貢献するだけではなく、気候変動化における熱関連疾患の予防および適切な適応策立案に貢献することが期待される。
