講演情報
[O05-03]古生物学的視点からみた化物伝承★招待講演
*荻野 慎諧1 (1.有田川町)
キーワード:
古生物学、神話、脊椎動物、科学教育
日本国内の古い文献には,ときおり不思議な生き物が記録されている.それらは大蛇骨,天狗骨,竜骨など架空の動物として現代に伝わっている.これらは,当時,実際に観察してわからないながらもしっかり記載されたと考えられる描写も少なくない.このような記録の中に脊椎動物化石の痕跡が見つかる.郷土誌などで知られた話に異分野の目を向け再検討することで,これまで知られていなかった明治時代以前の化石記録の実体を探る.
たとえば,山奥の土地が1,000万年前まで海だった,と言って誰もが理解できるようになるのは現代になってからのことではあるが,地質年代という発想が無かった時代であっても内陸部にも分布する海成層から化石の産出報告が多々あっただろう.田畑を耕す,道を拓く,がけ崩れが起る,といった場合に,巨大な脊椎動物の化石が目の前に現れると,よほど手に余る代物だったに違いない.
本発表では,古文書に記された化け物について事例を示し,古生物との接点を検討していく.
たとえば,山奥の土地が1,000万年前まで海だった,と言って誰もが理解できるようになるのは現代になってからのことではあるが,地質年代という発想が無かった時代であっても内陸部にも分布する海成層から化石の産出報告が多々あっただろう.田畑を耕す,道を拓く,がけ崩れが起る,といった場合に,巨大な脊椎動物の化石が目の前に現れると,よほど手に余る代物だったに違いない.
本発表では,古文書に記された化け物について事例を示し,古生物との接点を検討していく.
